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ネットショップの大型連休対応と営業時間の決め方完全ガイド

更新日: 2026-06-15
ネットショップの大型連休対応と営業時間の決め方完全ガイド

ネットショップは24時間注文を受け付けられますが、発送・問い合わせ返信・受注処理ができるのは事業者が働いている時間だけです。GW・年末年始・お盆などの大型連休は、受注と発送のタイムラグが最大になるタイミング。対応を誤ると「注文したのに発送されない」「問い合わせに返信がない」というクレームに直結します。

この記事では、ネットショップの営業時間の決め方・休業日の設定・大型連休中の発送と受注対応・休業案内の書き方を実務ベースで解説します。

ネットショップの大型連休対応と営業時間の決め方完全ガイド

ネットショップに営業時間・休業案内は必要か?

結論:必要です。 ネットショップは24時間営業が前提のように見えますが、事業者が対応できる時間帯は限られています。

なぜ営業時間の明記が必要なのか

ユーザーがネットショップで商品を注文するとき、次のことを気にしています。

  • いつ商品が発送されるか
  • 問い合わせにいつ返信されるか
  • 本当に注文が受け付けられたか

営業時間・休業日を明記していないと、注文直後から「いつ届くの?」という不安をユーザーに与えてしまいます。「平日10時〜18時受付、3営業日以内に発送」と明示されていれば、休日に注文したユーザーも「月曜に処理してくれるんだな」と安心して待てます。

営業時間や休業日を明記する例:

  • 営業時間:平日10時〜18時
  • 休業日:土日祝日・年末年始・GW・お盆
  • 受注確認後、3営業日以内に商品発送の手配を行います
  • お問い合わせは3営業日以内に返信いたします

「3営業日以内」「7営業日以内」とは?

ネットショップでよく見る「〇営業日以内に発送」という表現。営業日とは土日祝日・年末年始・大型連休などの休業日を除いた日数です。

表現意味の例(月曜注文・土日休業の場合)
3営業日以内月曜注文 → 水曜〜木曜までに発送
5営業日以内月曜注文 → 翌週月曜までに発送
7営業日以内月曜注文 → 翌週水曜までに発送

大型連休をまたぐ場合、実際の到着日は大幅に延びます。これを事前に明確に伝えることが、クレーム防止の最大の対策です。

特定商取引法との関係

特定商取引法(特商法)では、通信販売事業者は「商品の引渡時期」や「お問い合わせ先」などを広告に明示する義務があります。営業時間の記載は法律上の必須事項ではありませんが、「商品の引渡時期(発送タイミング)」は明示義務があるため、実質的に営業時間を記載することが推奨されます。特商法に基づく表記については、ECサイト運営に必須の特定商取引法の知識 も参照してください。

ネットショップの営業時間と定休日の決め方

営業時間の決め方

営業時間は「自分またはスタッフが無理なく対応できる時間帯」を基準に設定します。副業・個人運営の場合は、本業の状況も踏まえて無理のない設定にしましょう。

よくある設定例:

運営スタイル営業時間の例
会社員の副業平日19時〜22時、土日10時〜17時
専業・個人事業平日10時〜18時(土日休み)
小規模チーム平日9時〜17時(土日祝休み)

**重要なのは「明記すること」**です。営業時間外の注文は翌営業日以降に処理することをしっかり伝えれば、深夜に問い合わせがあっても即返信する必要はありません。

定休日の決め方

定休日は土日祝日休みが最もシンプルで、仕入れ先や配送業者のスケジュールとも合わせやすいため一般的です。

  • 売上を優先したい場合:土日も営業(週末に購入意欲が高まるユーザー層を狙える)
  • 作業効率を優先したい場合:土日祝休みで平日に業務を集中
  • 年中無休にする場合:配送代行サービスや自動化ツールの活用が前提

週末の購買データを見ながら、事業フェーズに合わせて段階的に見直すのが現実的です。

大型連休中のネットショップ対応【GW・年末年始・お盆】

大型連休は「受注増 × 発送停止 × 問い合わせ急増」が重なる、ネットショップ運営で最も注意が必要な時期です。

GW(ゴールデンウィーク)の対応

GWは4月下旬〜5月上旬の最大10連休。この期間は以下の3点を事前に決めておきます。

① 受注の受け付け方針

パターン内容
A. 連休中も受注受付・発送停止注文は受け付けるがGW明けにまとめて発送(最多)
B. 受注も停止カートを一時停止またはメッセージで明示
C. 一部在庫のみ連休中も発送対応倉庫代行やスタッフを活用

最も多いのはパターンAです。受注停止にする場合は、カートを閉じるより「GW中の注文は〇月〇日以降に順次発送」とメッセージで伝える方が、購買機会を逃さずユーザーへの影響も最小化できます。

② 発送締切日の設定

GW直前に「〇月〇日までの注文はGW前に発送します」という締切を設けると、駆け込み需要を取り込めます。「4月25日(金)正午までのご注文は4月28日(月)中に発送」のように日時まで明記すると効果的です。

③ 配送業者の連休中対応

主要配送業者(ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便)はGW中も集荷・配達を原則継続しますが、道路混雑による遅延が発生する場合があります。年によって一部営業所が臨時休業・時間短縮になることもあるため、連休前に利用している配送業者の公式サイトで最新情報を確認してください。

参考: ゴールデンウィーク2026年 ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便の対応まとめ | ネットショップ担当者フォーラム

年末年始の対応

年末年始は12月下旬〜1月上旬。クリスマス商戦・年末セールが終わったあとに来る長期休暇です。

年末年始特有の注意点:

  • 12月の発送集中:クリスマス・年末ギフト需要で12月中旬〜下旬は発送量が急増する
  • 配送業者の年末年始休業:1月1〜3日は荷物の受け付け停止・遅延が発生しやすい
  • 受注確認メールの文面変更:「〇月〇日より通常営業再開」と具体的な再開日を記載する

推奨スケジュール例(年末年始):

日程(例)対応内容
12月上旬〜中旬休業前の告知バナーをトップページに掲示
12月27日(金)正午年内発送の受注締切
12月28日〜1月5日休業(受注は受け付け、発送は1月6日より)
1月6日(月)通常営業再開・溜まった受注を順次処理

お盆の対応

お盆は8月中旬の7〜10日程度の休業が多い時期です。GWや年末年始と比べると商戦的な盛り上がりは少ないですが、仕入れ先・倉庫・配送業者も休みに入るため商品補充・発送が止まるリスクがあります。

  • 在庫切れが起きやすい時期のため、連休前に在庫を確認・補充しておく
  • お盆中の発送対応が難しい場合は、8月初旬に在庫を厚めに持つ
  • 「お盆期間の発送について」のバナーやポップアップを連休2週間前から設置する

参考: 【2021年お盆版】ショップが長期休暇に入る前にやっておきたいこと | makeshop ECノウハウ

休業案内の出し方と書き方

いつ告知するか

休業期間の長さ告知タイミングの目安
3〜5日(短め)1〜2週間前
1週間前後(GW・お盆)2〜3週間前
10日以上(年末年始など)3〜4週間前

遅くても1週間前には掲示しましょう。注文前に確認してもらえることで「発送が遅い」というクレームを大幅に減らせます。

どこに告知するか

  • トップページのバナー・お知らせ:最も目立つ場所。見落としが最も少ない
  • 商品ページの説明文・注意書き:カートに入れる直前に見てもらえる
  • カート・注文確認画面:購入直前の最後の確認ポイントとして有効
  • 注文完了メール・発送通知メール:注文後のフォローとして必須
  • SNS(Instagram・X 等):フォロワーへの事前周知

Shopifyの場合、告知バーやポップアップ機能を使うと、コードを書かずに連休前の告知を設置できます。

休業案内の例文テンプレート(コピペ用)

サイト掲載用(短文):

【GW休業のお知らせ】 〇月〇日(〇)〜〇月〇日(〇)は休業となります。 この期間中のご注文は〇月〇日(〇)より順次発送いたします。 ご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

メール・注文完了メール追記用(長文):

いつも(ショップ名)をご利用いただきありがとうございます。 ゴールデンウィークの休業につきましてご案内申し上げます。

■ 休業期間 〇月〇日(〇)〜〇月〇日(〇)

■ 発送について 〇月〇日(〇)正午までのご注文:〇月〇日(〇)に発送 〇月〇日(〇)以降のご注文:〇月〇日(〇)より順次発送

■ お問い合わせについて 休業期間中のお問い合わせへのご返信は〇月〇日(〇)以降となります。 ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

(ショップ名)運営チーム

大型連休前にやっておくべき準備チェックリスト

連休の1〜2週間前を目安に確認しましょう。

サイト・通知設定

  • 休業期間のバナー・お知らせをトップページに設置
  • 商品ページに発送遅延の注意書きを追加
  • 注文完了メールに休業期間の文章を追記
  • 自動返信メールに「〇月〇日まで休業、〇日以降に返信」と記載
  • プラットフォームの出荷不可日設定(Shopify等で設定できる場合)

受注・発送

  • 発送締切日を決めてサイトに明記
  • 連休前発送分の在庫・梱包材が十分か確認
  • 配送業者の連休中対応・集荷スケジュールを確認

在庫・仕入れ

  • 休業中に在庫切れにならないよう先行発注
  • 仕入れ先・倉庫の休業スケジュールを確認

問い合わせ対応

  • よくある質問(FAQ)ページを更新・充実させる
  • 「発送はいつですか?」「到着はいつですか?」への自動返信文を準備

受注管理の仕組みを整えておくと、連休明けに溜まった注文もスムーズに処理できます。詳しくは ECサイトの受注管理と業務フロー を参照してください。

連休明けの対応をスムーズにするポイント

大型連休明けは、溜まった注文・問い合わせへの対応が集中します。

  • 優先順位付け:受注日時順が基本。キャンセル希望・問い合わせ付きの注文を先に処理する
  • 発送の分散:一度に処理できる量を超える場合、当日・翌日・翌々日と分散して発送日を設定する
  • FAQ・自動返信の活用:「まだ届かない」「発送されていない」という問い合わせが集中するため、FAQ と自動返信で一次対応をカバーする

クレーム対応については ネットショップのクレーム対応ガイド も参考にしてください。

よくある質問(FAQ)

Q. ネットショップの営業時間は特商法で表示が義務付けられていますか?

特定商取引法が義務付けているのは「販売業者名・住所・電話番号・商品の引渡時期・返品条件」などです。営業時間の記載は法律上の必須事項ではありませんが、「商品の引渡時期(発送タイミング)」は明示義務があるため、実質的に営業時間を記載することが推奨されます。

Q. 大型連休中は受注を止めた方がいいですか?

必ずしも止める必要はありません。「受注は受け付け、発送は連休明けから」というスタイルが最も一般的です。ただし、発送遅延を事前にしっかり伝えることが前提です。

Q. 年中無休で対応したい場合はどうすればいいですか?

配送代行・倉庫業者を活用するか、Shopify等のプラットフォームで自動処理できる範囲を最大化する方法があります。ネットショップの配送については ECサイトの発送方法と配送業者の選び方 もご参照ください。

Q. Shopifyで休業中の発送停止設定はどうすればいいですか?

Shopifyでは「ロケーションごとの休業日設定」や「発送日の表示アプリ」を活用することで、顧客への発送予定日の自動通知が可能です。Shopifyでのネットショップ制作・設定については FASTMAKE へ無料でご相談ください。

まとめ

ネットショップの営業時間・休業日・大型連休対応のポイントをまとめます。

項目ポイント
営業時間無理なく対応できる時間帯を設定・明記する
定休日土日祝休みが標準。売上目標に応じて調整
大型連休GW・年末年始・お盆は2〜3週間前から休業案内を掲示
発送締切連休前に明確な締切日と再開日を設定して周知
連休明け注文優先順位を決めて分散処理、FAQで問い合わせをカバー

ネットショップ開業の準備全般については、ネットショップ開業の完全ガイド も合わせてご覧ください。

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